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2010年6月11日金曜日

強い経済 強い社会 問題は結局教育!

問題は教育だと思う
菅直人首相は、[最小不幸社会」と言うことと併せて[強い経済」と言うことを所信表明で述べている。その趣旨には賛意を表するが、ここで「経済の強さ」をどう実現するかについて一言申し上げたい。
問題は教育だと思う。
菅首相の言う[最小不幸社会]と言うことも、煎じつめれば人間必要な生活物資、衣食住に必要なものをどのように、公平に、分かち合うかというのが経済の出発点である。衣食足りてこそ、その基盤の上で、人間として生きる喜びを創出する文化やスポーツ、レジャーといったものがうまれてくる。そしてさらに人間生活は充実したものになる。
この人間として基本的に必要な物資をどのように効率的に豊かに作り出していくかというのが、科学技術である。
教育の基本は「心情教育」すなわち心の豊かさを育てる教育。
次に[規範教育]これは人間社会で生きる上での、ルールや秩序を守ることのできる人間を育てること。倫理、道徳のたぐいであるが、家庭倫理や性道徳もこの範疇に入る。
3番目が「技術教育」人間生活の上では物質が必要であり、物質的豊かさはより人間生活を豊かなものにしてくれる。科学技術がそのことに貢献してくれる。
さて、現状の日本を見ると、このいずれもが欠落している。人間の心の豊かさは特に家庭でその基礎が作られるが、その家庭が崩壊している。家庭秩序の崩壊が著しく、心に傷を負って生きている特に若者が増えている。そのような中で人間として最低限の倫理道徳も守られない社会がうまれてしまった。
科学技術の教育も停滞してしまっている。

「ゆとり教育」は最近批判されて久しいが、若者たちに先端的な技術や科学を切り開いていこうという、この質も量も減ってしまって。中国などに完全に圧倒されてしまっている。
明治期の日本は先進国に追いつけ追い越せと「富国強兵政策」
戦後の日本は敗戦の廃墟の中から立ち上がるためにがむしゃらで働き、勉強もし、技術の開発にもいそしんできた。
それが無くなった。
目的が失われたからか。
これからの日本は世界平和と人類全体の豊かさの創出のために、先端的技術と科学の開発のために働く若者を増やしていかなければならない。
そういう方向性で子供たちをしっかり教育することができるようになれば、そして訓練していけば、日本は再び世界的な経済大国として再生するに違いない。
今後地球星が一つになって、ともに幸福を共有できる世界の実現に日本の若者がたくさん貢献できるようにしっかり教育していくこと、学校も、社会も、そして何より家庭力が強くなるように、
政治リーダーはその点をしっかり踏まえて
場当たり的な、景気浮揚策などは、目先のことで終わって、清涼飲料みたいなもので、過ぎたらすぐに余計暑さが身にしみるようになるものである。
しっかりした基本、セカ人として恥ずかしくない、人格も、知識も、技術も身に付けた有用な力のある若者を排出する努力を惜しむべきではない。

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