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2013年6月17日月曜日

国家倫理

人のあるべき道を説いたのが倫理なら、国のあるべき道を説く国家倫理が無ければならない。
古来中国の諸哲学の多くは、国を治めるもののあるべき道をといているはずだが、その教えに則った国はどうも現れていないようである。
この倫理は万国に共通するものでなければならない。この倫理はこの道を守り行うことでその国も栄え世界も栄えさすものでなければならない。

2013年6月16日日曜日

アシスト

アシストと言うことばが気になっている。
「生活アシスト相談員」みたいなものが在ったらどうかな。とうい

アシストというとアシスト自転車を思い出す。普段は自力で走るが坂道とか、疲れて漕げなくなったら電動で応援してくれる。最近流行のハイブリッドカーなどもアシスト機能で燃費をよくしてくれたり危険を防止してくれたりする。

生活困窮者が世の中どれくらいいるのだろうか?低所得であったり、体に障害を持っていたり、精神的障害なども含めると世の中実に多くの人が困窮している。

社会福祉など、困窮者の支援活動はあることはあるが
気になるのは強者が弱者に恵んでやると言った意識がないだろうか?
本来人間が持っている自立力、自活力を支援してともに共生していく社会を目指して行くことが大切なのではないだろうか。

誰が見ても死にそうな人は、行政も社会も放っておかないのだろうが、人知れず、誰にも相談できる人もなく、苦しんでいる人がたくさんいる。
そんな人に積極的に声をかけ、相談に乗れる人や機構があるといいと思う。

落語などに出てくるが、江戸の町ではよく長屋の大家さんが面倒見てくれていた。

2013年6月11日火曜日

六高英語教師ガントレットと二人の国民的作曲家~岡野貞一と山田耕筰・・・濱田栄夫先生の講演

岡山人物銘々伝を語る会6月例会
「六高英語教師ガントレットと二人の国民的作曲家」の当日配布の資料を濱田先生からいただきました。
当日の講演内容です。
6月21日(金)18:00~20:00 ゆうあいセンター(旧国立病院)2F
参加費1000円  希望者は山田まで(090-1033-3327)


「第六高等学校英語教師エドワード・ガントレットと
二人の国民的作曲家(岡野貞一と山田耕筰)


 国民的愛唱歌としての「故郷」や「朧月夜」を作曲した岡野貞一(18781941)と「赤とんぼ」を作曲した山田耕筰(18861965)には少なくとも二つの共通点がある。第一は二入とも少年時代に岡山市門田界隈に住み、明治時代中期に宣教師と市民が共同で福祉活動や教育運動を展開する近代化に向けての新しい風を体験していること、第二は二人とも第六高等学校の英語教師として赴任してきたエドワードガットレットと深い関係をもっていることである              ガガントレットは岡山に赴任する直前まで東京の本郷中央会堂のオルガニストとして10年間参仕したが、その仕事を直接引き継ぎ194112月、死の直前まで中央会堂のオルガンで演奏の奉仕をしだのが岡野貞一である。そしてガントレットと国際結婚をした山田恒子の実弟が山田耕筰で、彼は西洋楽器の演奏方法や発声学にっいてガレトレヅトから直接手ほどきを受けている。ガントレットをはさんだ三人の関係を軸にして、西洋音楽導入の草創期を振り返りながら、また明治時代の明治時代の門田界隈の空気を想い起しながら国民的愛唱歌が生まれた背景について考察して弩察してみたい。

一、エドワード・ガントレット
1)ガントレドトの家系
2)来日までのガントレット
3)オルガニストとしでのガンドレヅト
4)英語教育指導者としてのガントレット
5)エスペラント普及活動のパイオズアとしでのガントレット

二、岡野貞一
1)岡野貞一と岡山
2)岡野貞一と東京本郷中央会堂
3)文部省唱歌編纂委員としての岡野貞一

三、山田耕筰
 1)山田耕筰とガレトレツト
 2)山田耕筰と童謡「赤とんぼ]
 3)山田耕筰と岡山


2013年6月9日日曜日

内村鑑三の「代表的日本人」を読んで

昨日内村鑑三の「代表的日本人」を読んでいたら、なぜかいたく感動しました!facebookに投稿した一文です。

内村鑑三の「代表的日本人」の一節を読みながら感動しています!
中江藤樹のもとを岡山藩主池田光政公が訪れるところです。
正直な馬子の話を聞いて藤樹のもとを訪れ弟子となった熊沢蕃山ですが、その師藤樹先生の教えと人格を聞かされた岡山藩主池田光政が、参勤交代の途上、中江藤樹のもとを訪れ士官を薦めるくだりです。
身分制度の厳しい時代に近江の片田舎の一学者のもとを大藩の藩主が直々に訪れるのも異例ですが、その藩主に普段、村人と接すると変わりなく接し、自分はこの村人たちを教えなけばならないと仕官を断ります。
その後池田光政の善政は全国にも有名になり、その師の熊沢蕃山も名声を高めるとともに、中江藤樹の名も歴史に残るようになりました。
中江藤樹と言う人物とその教えがその後の日本の指導者の模範となり、良き日本精神を形作ったことを思うと言いようの無い感動が沸き起こります。
英文で書かれた内村の原文を読んだ西欧人たちはどのように思っただろうか?
ケネディ大統領が同じく内村が代表的に日本人で取り上げた上杉庸山を尊敬していたそうだが、同様に内村の「Representing Men of Japan]を読んで感動した欧米の読者、リーダーがたくさんいたに違いない。
今も深い感動が迫っています!

岡山人物銘々伝を語る会6月後案内

岡山人物銘々伝を語る会6月例会のご案内です


   「岡山人物銘々伝を語る会」第83回例会のご案内
                         代表世話人代行 久井 勲
  
    82回(平成25517日)の例会は、内山章子(あやこ)さんが「鶴見家の人々」につい語って
くれました。前回もそう感じましたが、鶴見家の人々を語る際の“広汎さ”は、いま流行りの言葉で
表現すると“3(3次元)的”とでもいい得ましょうか。①年代的にいろいろな人が登場している、②近
現代で見てもいろいろな領域で著名な人がいらっしゃる、③鶴見祐輔を例にとると、1920年代~1930
代の日本外交の中で、従来の“公的外交”を傍らから支える形で、“民間広報”という、それまでになか
った発想の外交を展開しています。どこを切り口にしても、話題の途切れることのない人材、人となり、
事績が現れてきます。そういう意味では、日本ではちょっとめずらしい家系かもしれません。内山さんは
このたびのご講話に先立って、鶴見祐輔が若き日を過ごした岡山一中(‘現岡山朝日高)を訪問され、運動場
を歩いてみたそうです。世代を超えてのsentimental journeyといえましょうか。


6月例会は、通常通り下記の要領で開催いたします。              
   
6月例会(第83回) 日時:6月21日(金)18時~20時  
会場:きらめきプラザ(北区南方)2F ゆうあいセンター第1研修室   
会費:1000円   (6月は会場がゆうあいセンターですのでご注意ください)

テーマ:「六高教師ガントレットと二人の国民的作曲家」 
講師:濱田栄夫 山陽学園大学教授
ここでいう二人の国民的作曲家とは岡野貞一山田耕筰のことですが、二人とも少年時代を岡山で過ごし、音楽を通じてエドワード・ガンフレットと深い関わりを持っています。岡野貞一は「故郷」「朧月夜」「紅葉」「春が来た」などの作曲家で、戦前の岡山市歌の作曲者でもあります。ガントレットについては拙著『門田界隈の道』で詳しく言及しています。(濱田)
濱田先生が最近著述出版された「門田界隈の道もうひとつの岡山文化」には、六高教師ガントレットのほか、居留地に住んだ宣教師たちや、石井十次、上代淑のことなどが著述されています。




参加予定の方は事務局(山田)まで、メールorFAX/電話その他でご連絡ください。