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2013年6月9日日曜日

内村鑑三の「代表的日本人」を読んで

昨日内村鑑三の「代表的日本人」を読んでいたら、なぜかいたく感動しました!facebookに投稿した一文です。

内村鑑三の「代表的日本人」の一節を読みながら感動しています!
中江藤樹のもとを岡山藩主池田光政公が訪れるところです。
正直な馬子の話を聞いて藤樹のもとを訪れ弟子となった熊沢蕃山ですが、その師藤樹先生の教えと人格を聞かされた岡山藩主池田光政が、参勤交代の途上、中江藤樹のもとを訪れ士官を薦めるくだりです。
身分制度の厳しい時代に近江の片田舎の一学者のもとを大藩の藩主が直々に訪れるのも異例ですが、その藩主に普段、村人と接すると変わりなく接し、自分はこの村人たちを教えなけばならないと仕官を断ります。
その後池田光政の善政は全国にも有名になり、その師の熊沢蕃山も名声を高めるとともに、中江藤樹の名も歴史に残るようになりました。
中江藤樹と言う人物とその教えがその後の日本の指導者の模範となり、良き日本精神を形作ったことを思うと言いようの無い感動が沸き起こります。
英文で書かれた内村の原文を読んだ西欧人たちはどのように思っただろうか?
ケネディ大統領が同じく内村が代表的に日本人で取り上げた上杉庸山を尊敬していたそうだが、同様に内村の「Representing Men of Japan]を読んで感動した欧米の読者、リーダーがたくさんいたに違いない。
今も深い感動が迫っています!

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