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2010年3月5日金曜日

吉備楽土: 法然と秦氏 誕生寺に秦氏の君の像が

これまでの法然上人と秦氏 誕生寺に関する記事です。
誕生寺・波多神社・本山寺
法然と秦氏
法然上人と誕生寺

日本の生んだもっとも有名な宗教人とは?と聞いたらだれを答えるであろうか?
あるいは日本の宗教史上もっとも大きな変革を遂げた宗教家はと聞いたほうがいいかもしれない。
法然上人はその筆頭にあげてもいいのではないかと思う
もちろん 伝教大師最澄 弘法大師空海 ほかにも偉大な宗教家は数多くあるが
もっとも大衆に影響を与えたとなるとやはり「法然上人」であろう。
特に、仏教では救われがたい、と思われてきた女性に救いの道を説いたというのは「法然上人」が一番であろうと思おう。
女性は子供を産んで育てて、どんなに苦労しても、男性のように簡単に出家することもできない。

法然上人の母親「秦氏の君」の心が胸にしみる。
夫を殺され 一粒種の息子は出家し 母親のせつなさはいかほどだったであろうか?
息子のために一心に祈り続けた母の心が法然上人の人格と教えに結実しているように思う。

誕生寺の漆間住職の話によるとこの11月に「秦氏の君(法然上人の母)」の像が誕生寺境内に建てられるとのこと
偉大な宗教家の背後に祈り祈った一人の女性の姿があったことを思い浮かべてみよう。

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