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2010年9月11日土曜日

日韓トンネル 東アジアの今後

旧知の知人が日韓トンネル、日本と韓国を結ぶトンネルのプロジェクトに携わっているということで、その話を聞きに行ってきた。
いま日本では、あまり話題になっていないが、韓国では、李明博大統領も積極発言をして、もうすでに、そのコースの一部になる、釜山から巨勢島という島までトンネルが掘られているらしい。最近では韓国の世論調査でも56%の人が日韓トンネル(韓国から言うと韓日トンネル)に賛成らしい。以前では考えられなかったことである。日本でも、九州福岡辺りでは地元のニュースにも取り上げられるようになって結構話題になっているようだが、ほかの地域ではまだまだである。
さて、日韓トンネル、すでに相当の調査が進んでいて、試算では10兆円、10年ほどの工期で完成できる。すでに技術的な問題も97%は解決済みで、出来あがったときの経済メリットを考えると、今が着工の好機と言うべきだそうだ。
わが岡山県は、夢が夢でなくなった[瀬戸大橋]を持つ。今や四国は陸続き、高い料金で、その経済効果も控えめだが、四国4県にとっては極めて大きな恩恵があったと思う。特に岡山と香川の人的交流は格段に進んだ。
かって半島と日本は、不幸な歴史もあったが、おおむね良好な関係を持ってきたと思う。もともと兄弟国家である。同族だから、仲良く協同一致すればお互いに発展する。同族であるが故の醜い争いや葛藤もあったが、その不幸の歴史を教訓として、今は一致すべきである。
吉備の国は古代から半島との密接な関係を持って来た地である。吉備の国の歴史と文化は、半島か来た、渡来人によって形成されてきた。今、この「吉備楽土」や、姉妹ページの「吉備の児島」にも書いてきているが、吉備津宮の神官を務めた賀陽一族や、戦国の梟雄と言われた宇喜多一族や、その名や出自に半島との関係を知ることが出来る。
アジアは今後一つの共同体を形成して行くようになるであろう。その中核は、島嶼国家である日本と半島国家である韓国(朝鮮)であろう。
今後の、日本、そして吉備の未来も、日韓トンネルのような広大なプロジェクトと関連して、考えていくべきだろうし、そのような歴史的背景をわが郷土[吉備]は持っていると感じる。
今日は、未来に希望を見させてもらった思いがする。

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