このブログを検索

2011年5月23日月曜日

万代常閑 岡山人物銘々伝を語る会で

5月20日(金)午後6時から岡山人物銘々伝を語る会第58回例会が岡山県立図書館で開催されました。
今回のテーマは「万代常閑」 講師は久井勲氏 ゲストとして万代家21代の奥様がおいでになられました。
今回は特に万代常閑初代と、富山の薬売りのもととなった、11代についてのお話で
久井氏の大胆な推察と、小説風の語り口、実に興味深い例会となりました。
21代万代常閑の奥様も、各地を訪ね事跡を確認されておられ、伝説的に伝えられている内容と事実との相違など、実に興味深い話を聞くことができました。

地元岡山よりも富山をはじめ全国での知名度の高い万代常閑ですが、聞いてみるとその功績の大きさに感銘を受けます。
万代家の伝えてきた「返魂丹」は、今は薬事法の関係から製造販売できなくなっているそうだが、とても残念に思いました。万能薬として珍重され、その販売方法とともに多くの人々を救ってきたのに・・
万代家は明治以降は西洋医学を学び、西洋医として代をついでこられたそうであるが、その志に深い感銘を受けた。
西洋医学一辺倒の医学界や、医薬分業の体制が果たしてどうなのか?

返魂丹は富山に行って反魂丹と名を変えて越中富山藩の地場産業となり、越中富山の薬売りととして一世を風靡したが、その影で、忘れられかけていたかの万代家の功績にもう一度光を当てていくべきではないのかと感じさせられた。

0 件のコメント: