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2012年11月28日水曜日

知恵無き政治論議

小党乱立の今回の総選挙。
その論議を見ていると、どうもあまり知恵を感じさせない。
この国をこれからどうしていくのかと言う、ビジョンを感じさせない。
要は、数の論議、目の前の問題をどうするかで、いろいろ言い争っているだけで、本当になすべき課題がわかっていないのではと思う。
何処にも、投票したい政治家も政党も無いというのが多くの有権者の実感ではないか。

政党政治という今の政治システム自体の限界なのかもしれない。
今の選挙制度は、本当の意味で優秀、有能、知恵ある政治家が出るシステムではない。

今の社会の限界状況を打破するには、新しい知恵が必要である。未来をどうするのかという強力なビジョンが必要である。
ところがこれは多数者から出てくるのではない。限界状況の中で深刻な思考をした中で出てくることのほうが多い。

本当の知恵を持つ人間を何処に探すのか?本当の知恵を大切にする文化を育てるかどうかが、その社会の未来を決定する。

既成概念を抜き去って、歴史や文化への深い洞察が必要である。

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