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2012年11月24日土曜日

より良い文化と感性は誰が育てるのか

心豊かな日本の文化。
世界に誇る日本の文化!「日本って良いなあ!」となるのですが、すべての分野が優れいてるわけでもありません。
欠点もあり、問題もあります。

より良い文化は誰が育てるのか?
為政者からのお仕着せでは実現できません。
歴史上に感性を育んできた多くの、偉人と言われるような人物がいます。
有名な人たちだけでなく、無名な人たちの中にもたくさんいるはずです。

今の時代にどう向き合うのか。
現実問題への挑戦を!
いつの時代でも、現実の様々な問題があります。
例えば平安末期・・・・。様々な不幸な現実の中で、偉大な宗教家が数多く生れました。
今大河ドラマで「平清盛」をやっていますが、この時代に生き、この時代に新しい宗教の道を切り開いたのが法然であり、栄西です。
旧吉備国の美作と備中から出たのがこの二人です。
この二人はともに比叡山に登りそこから新しい宗教を興していきました。目指した宗教の形態は違っていても、平安末期から鎌倉にかけての時代、貴族の世の中から武家の世の中に変わる大変動期、様々な天災や人災が繰り返され、末世の様相を呈した時代。
この時代に精神世界のあるべき道を求めたことでは共通します。

今の日本も、生活困窮者が増え続けています。リストラや非正規雇用の中で多くの人々があえいでいます。行政の対応はまったく追いついていません。改革を叫ぶ政治家もそこにはほとんど触れていません。それでもまだ生活を維持できていると思われる中間層に票獲得の目が向けられているからです。
マスメディアもテレビを見ることも、新聞をとる事もままならない人々のことは関心が無いようです。
数が頼りの選挙制度や視聴率だけが問題の広告世界が世の中を支配して、そこから漏れた人々には何の手立ても施されていないようです。

今何をしたらいいのか。今何が出来るのか。何をしなければならないのか?

今の世の中、経済的にも精神的にも困窮者が行くべきところ、行けるとこがありません。
共生、共栄の精神が失われています。


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