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2012年11月28日水曜日

知恵無き政治論議

小党乱立の今回の総選挙。
その論議を見ていると、どうもあまり知恵を感じさせない。
この国をこれからどうしていくのかと言う、ビジョンを感じさせない。
要は、数の論議、目の前の問題をどうするかで、いろいろ言い争っているだけで、本当になすべき課題がわかっていないのではと思う。
何処にも、投票したい政治家も政党も無いというのが多くの有権者の実感ではないか。

政党政治という今の政治システム自体の限界なのかもしれない。
今の選挙制度は、本当の意味で優秀、有能、知恵ある政治家が出るシステムではない。

今の社会の限界状況を打破するには、新しい知恵が必要である。未来をどうするのかという強力なビジョンが必要である。
ところがこれは多数者から出てくるのではない。限界状況の中で深刻な思考をした中で出てくることのほうが多い。

本当の知恵を持つ人間を何処に探すのか?本当の知恵を大切にする文化を育てるかどうかが、その社会の未来を決定する。

既成概念を抜き去って、歴史や文化への深い洞察が必要である。

2012年11月27日火曜日

黒田サミットに参加して・・・黒田家の家風と山田家の家風

今朝「山田家のスピリット」に投稿した記事をコピーして載せます。

黒田サミットに参加して

この日曜日、長船の「おさふねふれあいゆめプラザ」で「黒田サミット」があると聞いたので行ってみた。
林立する「黒田官兵衛」ののぼり・・・。

「黒田サミット」というのは、黒田官兵衛と黒田家ゆかりの、滋賀県長浜市(木之本)・・・黒田荘(黒田家父祖の地)、岡山県瀬戸内市(旧長船町福岡)・・・備前福岡(黒田家再興の地)、兵庫県姫路市・・・ここで再興後初めて城主になり、ここで官兵衛が信長と秀吉に仕えるようになる、大分県中津市・・・(官兵衛が秀吉からもらった領地)、福岡市・・・・関が原の合戦後長政が城主になり、その城の名前に黒田家再興の地、備前福岡の名をつけたのが「福岡」の始まり。
この黒田家ゆかりの4市の町おこし運動の連合会である。

今回は再来年のNHK大河ドラマの主人公が黒田官兵衛に決まったと言うことで大盛り上がり!

黒田家16代当主の黒田長高氏も来られて挨拶をしておられたが、この日の基調講演は姫路の歴史研究家黒田美江子さん。「黒田官兵衛物語」の題で、年間何百回も講演をこなすと言われる慣れた語り口で「官兵衛さん」と黒田官兵衛に親しみを持って語ってくれた。

その黒田美江子さんの話す黒田官兵衛の人柄に「山田家のスピリット」に通じる世界を感じたので一言書きたくなりました。

近江の黒田荘をところ払いとなり、諸国を遍歴した黒田官兵衛の曽祖父黒田高政は当時山陽道一の商都として栄えていた福岡に定着、家伝の薬を商いしながら財を成し黒田家再興を果たした。官兵衛の祖父、重隆はここで生れた。(今回黒田さんは重隆は官兵衛の実は父親ではなかったかと言う説・・・ある寺院に残っていた黒田家の系図から推理・・・も紹介していた。)

黒田家はその後赤松氏などに仕えながら姫路の城主になり、官兵衛もそこで生れたことになっている。官兵衛は文武を身につけ、その後信長と会い、秀吉の軍師になっていくわけである。

講師の黒田美江子さん、さすが女性講師で、黒田官兵衛を「官兵衛さん」と呼びながら官兵衛の人柄を褒めていた。三木城に囚われの身になった1年間に貫いた律儀さはもとより、生涯たった一人の妻を愛しぬいた愛妻家であったことなど、その人格にほれ込んだ話であった。最期秀吉から天下を取る男と見られ、関が原の合戦時には天下を取るチャンスがありながらも取らなかったのは「平和を愛する心」があったからではないかとの黒田美江子さんの評。

官兵衛の曽祖父は幼いころお寺に預けられ修行したと言われるが、黒田家の家風はこうやって出来たのかもしれない。


黒田家の家風に、山田家の家風と合い通じる精神性を感じる。
心優しさや律儀な性格、家族や領民を大切に思う精神など、その美徳は相通じるものを感じる。

よき日本の精神を大切にして、平和の世を築きたい!
今朝も家族で話し合った
ところである。

2012年11月24日土曜日

より良い文化と感性は誰が育てるのか

心豊かな日本の文化。
世界に誇る日本の文化!「日本って良いなあ!」となるのですが、すべての分野が優れいてるわけでもありません。
欠点もあり、問題もあります。

より良い文化は誰が育てるのか?
為政者からのお仕着せでは実現できません。
歴史上に感性を育んできた多くの、偉人と言われるような人物がいます。
有名な人たちだけでなく、無名な人たちの中にもたくさんいるはずです。

今の時代にどう向き合うのか。
現実問題への挑戦を!
いつの時代でも、現実の様々な問題があります。
例えば平安末期・・・・。様々な不幸な現実の中で、偉大な宗教家が数多く生れました。
今大河ドラマで「平清盛」をやっていますが、この時代に生き、この時代に新しい宗教の道を切り開いたのが法然であり、栄西です。
旧吉備国の美作と備中から出たのがこの二人です。
この二人はともに比叡山に登りそこから新しい宗教を興していきました。目指した宗教の形態は違っていても、平安末期から鎌倉にかけての時代、貴族の世の中から武家の世の中に変わる大変動期、様々な天災や人災が繰り返され、末世の様相を呈した時代。
この時代に精神世界のあるべき道を求めたことでは共通します。

今の日本も、生活困窮者が増え続けています。リストラや非正規雇用の中で多くの人々があえいでいます。行政の対応はまったく追いついていません。改革を叫ぶ政治家もそこにはほとんど触れていません。それでもまだ生活を維持できていると思われる中間層に票獲得の目が向けられているからです。
マスメディアもテレビを見ることも、新聞をとる事もままならない人々のことは関心が無いようです。
数が頼りの選挙制度や視聴率だけが問題の広告世界が世の中を支配して、そこから漏れた人々には何の手立ても施されていないようです。

今何をしたらいいのか。今何が出来るのか。何をしなければならないのか?

今の世の中、経済的にも精神的にも困窮者が行くべきところ、行けるとこがありません。
共生、共栄の精神が失われています。


2012年11月21日水曜日

心優しき社会の実現を!

今の世の中で一番欠けているのは、「心優しさ」である。

伊原木新岡山県知事は、「教育に力を入れる」と、昨日も教育現場を訪問したとのニュースが伝えられていた。
かつての「教育県岡山」がいまは、見る影もなくなっていることはすでに久しいが・・・。
もちろん学力の向上や非行の防止は問題だが、一番の問題は何か?
問題は、「心の教育」が欠けていることである。

最も古き寺j小屋があったことで、妹尾の町は有名であり。また日本で始めての庶民のための学校、「閑谷学校」はあまりにも有名だが、いずれも「心のあり方」が教えられていたことである。

最近「論語」が注目され、地元のRSKでも「論語」の時間が出来て注目されている。
かつての岡山・・・・・。「教育県」と言われた所以は何処から来ていたのだろうか?

古くは奈良平安の時代、いやもっと古くから、教育に熱心だったのであろう。

それは吉備の国の始めから・・・

岡山県を代表する偉人の元祖と言えば、方や東、上道(備前)の「和気清麻呂」であり。西、下道(備中)の吉備真備であろう。
いずれも学問に秀で、日本の中央政界で活躍した人物である。
もちろん彼らは学問的にも優れていた。特に吉備真備などは遣唐使として訪唐し、極めて優秀であり。多彩な才能に長けていた。
しかし吉備真備にしても和気清麻呂にしても。その優秀さは学問の分野だけでなく人格のすばらしさである。特に和気清麻呂はその人格性において優れている。
清麻呂はその姉の広虫姫が孤児を養ったとの記録にもあるように、人一倍「心優しさ」が秀でていた。

今、政治にも経済にも、社会全体に必要なのは・・・、この「心優しさ」である。

今はことさらに「強さ」が強調され、競争に勝ち抜くことが強調されている。
勝った者だけの世の中になってしまっているようである。
だから学校でも「勝ち抜く」ことを教える。「何でも良い、世界一になれ」とかと言いながら戦いを鼓舞する。
これでいいのだろうか?

かつての寺子屋、もちろん閑谷学校でもそうだが、教育の主眼は「読み書き算盤」と言われたように実用的な教育であった。しかし、例えば「書」の教育の教材は「論語」であったり、教育の合間に必ず「人づくり」・・・心の教育がなされていた。
人や世の中を思いやる「心」を育てることこそが教育の柱である。骨であり、芯である。
すべての教育の基礎には「情操」や「感性」の教育がなければならない。

勝者がもてはやされる時代、敗者は消えてしまえと言うような世の中には発展はない!

はっきりいえば、弱者切捨ての新自由主義への舵取りが日本の社会と経済を危うくしている。
共存、共和、共生の世の中にこそ発展がある。
選挙制度にも欠陥がある。多数決原理は民主主義の実は最大の欠陥である。数が頼りの選挙制度は、多数を獲得したものの政治となる。選挙に勝ちたい政治家は多数者に媚を売る。かくて少数者は切り捨てられる。地域的にも人口の少ない農村は切り捨てられる。
メディアも多数者に媚を売る。視聴率第一で、少数者のことはいつも後回しである。

今の世の中は敗者には敗者復活の希望も与えられない過酷な世の中である。マイノリティーはいつも差別され、蔑視され、否定される。生き残る道さえ閉ざされる。

今世の中には、失業者や、仕事はあっても非定期雇用の貧者が増え続けている。

真の国力とは何か?・・・・
国際社会の中で日本企業も敗北を続けている。それは何が原因か?
はっきりしている。それは弱者、貧者を忘れているからである。
かつて日本を代表した企業の苦戦は、弱者に目を向けた創業者の経営精神を忘れたことにある。貧困層の喜ぶ商品より衰退する高所得層にターゲットを当てた商品開発に力を要れ、社内的にも創業者がしなっかったリストラを実施している。

すべてを解決する道筋は「心優しさ」である。
心優しさが報われる世の中を作ることである。
人として、企業も組織も「心優しさ」を誇る世の中に変えることである。帰ることである。

世の中に勝敗はつきものである。しかし勝者は驕り高ぶってはいけない。敗者には手を差し伸べ、勝者も敗者もともに固く手を取り合って、再び競い合い共生していく。
競い合うのは一番は「心優しさ」を競うべきである。

世の中に「心優しさ」を満たしていかなければならない。
世の中から「怒り」や「怨み」を解消していかなければならない。

過去の時代・・・
吉備の偉大な先祖たちの求めたもの・・・それは「楽土」
思いやりの心にあふれた故郷と世界を実現することである。

郷土をすばらしくし、日本をすばらしくしていくのは思いやる心の豊かさである。
地球星全体を楽土にしていく人物をたくさん排出していく教育を実現して行こう!


2012年11月19日月曜日

楽土への道

吉備楽土と名づけてブログ始めたが・・・・
「楽土」とは・・・・天国jと言うか楽園と言うか・・・
まあ、みんなが安楽に幸せに暮らせる世界というか・・・
そんなものですが・・・

吉備の国・・・まだこの地がほとんど未開の時代から・・・今の時代に至るまで・・・
営々と築いてきた歴史、その道のりをたどってみると・・・・
幸せな時代もあれば・・・不幸せな時代もある・・・
幸せな人もいたが・・・不幸せな人もいた
人の人生とは何かとも考える・・・

今の時代もみな一生懸命生きている。しかし幸せなのか?

今何をして生きていけばいいのかを考える。

解散総選挙になり、世の中騒がしくなっていますが、投票したい人がいないという声を良く聞きます。投票したい政党がないと言うのが正しいかも知れませんが・・・。
これからの世の中、どう作っていくのか?

希望がないのが現実。
人類は長い歴史の中で、困難を克服し、希望のない時代に希望を作り出して生きてきたのだが・・・
その繰り返しの中で、知恵を磨いてきたはずなのだが、まだまだ究極の知恵には至っていないようである。

政治も経済も、すべてが行き詰っている。基本的に人間のライフスタイル自体が行き詰っている。
どこかに希望はないのか?

楽土への道・・・・
その道を開拓するのが・・・壮大な「吉備楽土」の道である。

歴史を検証しながら今をどう生きるか、そして未来への道をさぐって行こう!

困難な状況にあればこそ・・
楽土は泥沼の中から見つけるもの。作り出していくもの。生半可なものからはできないのはその鉄則である。

2012年11月15日木曜日

鑑定団で感動

先日の7チャンネル、何でも鑑定団見ましたか!
津山の山田共学道場の山田理事長が出演、棟方志功の「釈迦十大弟子」を出品、とてもすごい鑑定結果でした。
お祖父さんが棟方志功が疎開していた時に親交を持ち手に入れたそうですが、すごい作品です。
私も、鑑定団は好きで良く見ていますが、この日は、このときは作品が出たとたんに、「すごい!」と思い、理事長が事故にあったり、塾を開いた経過を話しながら作品の紹介をしていく中で益々思いが募ってきました。ずっと涙があふれて・・・・・。鑑定の結果はなんと驚きの・・・円。
こんなに感動したのは初めてでした。
あらためて棟方志功のすごさと、その版画に縁があって所有している山田さんの家風にも感動しました。
同じ山田姓ですので、遠くても親戚かどうかはわからないのですが、山田姓に誇りを感じさせていただきました。
備中聖人の山田方谷先生とは同じ先祖であることがわかりました。機会があれば津山の山田先生にもお伺いできればと思っています。
私もちょっとがんばらねばと思った次第です。

壮大な挑戦!

今、日本は大変な格差社会に突入中です!
貧困層が拡大中です!米国ではすでに深刻な問題になっています。ワーキングプアとか言われる人たちです。犯罪の温床とも言われ米国で社会問題化されています。
今日本でも貧困層がどんどん拡大しています。最近特に女性の貧困層が問題になって来ています。
時々マスコミで取り上げられているようですが、この問題に真剣に取り組もうとしている政治家は今のところ見当たりません。自民党も、民主党もどちらかと言えば富裕層や既得権層の代表であり、今騒がれている第三極の方々もこの問題に取り組もうとしているのか?見えません。
一部に気付いている人もいるのでしょうが、この問題が今後先進国のみならず世界の一番深刻な問題になるでしょう。
日本の課題!
東日本大震災で、日本人の礼儀正しさや、倫理性の高さが注目されましたが、一歩踏み込んで日本が今後あるべき世界のモデルと成らなければならないとすれば、この問題の解決が一番重要です。
歴史と文化の探求に加え、あるべき社会モデルの創造に皆様の知恵もいただき、自らも体験的に解決の道を探って行きたいと思います。

私もいくつかブログを書いていますが、仕事に追われ休眠中のものも多くあります。
FACEBOOKなどソーシャルメディアも含め整理しながら、壮大な問題のテーマに挑戦して行こうと思案しているところです。

良い知恵お貸しください。

吉備楽土
Yamada Ryozo

2012年11月5日月曜日

児島市民文化祭にて

昨日児島文化センターに行ってきました。
おかあさんコーラス全国大会に出場したコロポーニョの演奏・・・全国大会で歌った衣装と演出で「レモンの輪」を歌ってくれました。

2012年11月1日木曜日

コロポーニョが出演します

明日11月2日午後6時から児島文化センターロビーで児島市民文化祭の行事の一つ「ギャラリーコンサート」におかさんコーラス全国大会に出場したコロポーニョが出演します。岡山を代表して東京で開かれた全国大会ではとても好評を受けました。
当日会場は、児島地区の文化団体の会員が製作した絵や手芸品なども展示されています。美術作品も見ながらコンサートを楽しみむことが出来ます。休憩時間には美味しい珈琲も振舞われます。ぜひ行ってみましょう!入場無料です。
画像は全国大会のときの写真です。レストランのスタッフとセレブの客をイメージした衣装も印象的です。
11月4日(日)午後、児島文化センター大ホールで開かれる児島市民文化祭の音楽コンサートにも出演しますのでこちらにもどうぞ!
2日、4日とも私も行って多分ビデオ撮りをしていますので声をかけてみてください。