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2010年11月25日木曜日

秦氏の君の像

誕生寺に秦氏の君の像が、建立され、法要が営まれたそうである。
この春、誕生寺を訪れ、ご住職にお話を伺ったときに、[この秋には秦氏の君の像が完成するので]と言われていたので、楽しみにしていたが、いよいよ完成とのこと、うれしく思っています。早く一度誕生寺を訪ねたいと思いますが、今のところ公私ともに忙しく果たせていません。

思えば何年か前に、私の主催している歴史探訪会で同行された達磨協会の井口末次さんが[秦氏の君がやってきて、よく来てくれた、私の気持ちをわかってほしいといわれた」と聞いて、母君の無念が今も続いてきたんだなあと、思わされたのを思い出します。
その井口さんも、今年他界されて、あの世で法然上人やその母君に会われているのかなと思っています。井口さんは、津山に来て法然上人をとても尊敬していた内村鑑三師とゆかりの深い、信州教育の祖とも言われたキリスト者井口喜源治の親戚に当る人、皆さんそろってこの日を喜び、法要にも参加されたかなと、勝手に思っています。

思うに、法然上人は日本を代表する宗教家、その父母の敵をも許す心に、大宗教家を生み出した元があること、改めて強く思わされました。
秦氏は、景教徒、原始キリスト教徒だったとも言われ、秦氏の君の姿にイエスの母マリアの姿を思い浮かべました。すべてを許し愛することを教えて行ったその教えの精神が、法然上人の父と母、そして法然上人自身の生き様とその教え、その精神に生きていることをまざまざと思わされているところです。

皆さん、誕生寺に行ってみましょう。

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