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2010年11月20日土曜日

郷土岡山を描き続けた作家・坪田譲治

昨日は[岡山を描き続けた作家・坪田穣治」との題目で、ノートルダム清心女子大学の山根知子先生の話をうかがうことが出来ました。
最初に写真を見せていただきながら、坪田穣治の生涯を紹介されましたが、山根先生ご自身、出身の小学校(石井小学校)や、大学(早稲田)大学に入っての寮生活など、共通する部分がとてもおおいと語られていました。現在お住いの心も、かって坪田譲治が住んでいたことのあるところとか、ゆかりの深さを感じさせられました。
坪田譲治は、故郷岡山をこよなく愛し、小さいころの体験を、その作品の中にたびたび登場させ、その当時の島田の様子などが作品の中に描かれているそうです。
島田と言うのは、本当にその当時田んぼの中の島のようなところだったようですね。
実家は一族でランプやろうそくの芯を製造する工場を経営していて、その頃の体験が、やはり作品に行かされているそうです。
ずっとお話を聞きながら、坪田譲治がいかに故郷岡山を愛していていたか。時々[白桃]を取り寄せて皆にふるまったり、「大手まんじゅう」が何より大好きだったとか、故郷思いのエピソードには事欠きません。
私なども故郷を離れている時は岡山が懐かしく、岡山の自慢をしたりしたものですが、坪田譲治は並はずれてその心が強かったようです。
そんな坪田譲治、名前は郷土出身の有名作家と聞いていても、なかなか作品を読んだりまでの機会は無かったのですが、改めて興味がわいてきました。
山根先生ありがとうございました。

さて、来月12月の人物伝は、旧制六高柔道部の全国8連覇の師範、金光弥一兵衛講道館9段の話を、岡大柔道部出身の高橋義雄氏に語っていただく予定です。関心のある方はぜひご参加ください。
毎月第3金曜日の夕方6時から県立図書館2階のサークル活動室です。

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