岡山人物銘々伝を語る会8月のまとめと9月案内
「岡山人物銘々伝を語る会」第62回例会のご案内
代表世話人代行 久井 勲
第61回(8月19日)の例会は、本会会員の山田良三氏に「吉備の秦氏と岡山の人物―法然上人と秦氏を軸に」について語っていただきました。
秦氏を語るに、内村鑑三のルター論から入り、そして宗教改革者という意味で法然へと結びつけ今回の立論は、縦横斜めから歴史の流れに切り込んでおられて、厚みを感じるお話でした。
日本史の登場人物はそれなりに、権力者か時代に影響を与えた人物が主役になっています。わずかにそうでない人物(群)もいるのですが、ただ、あまり歴史書はそれに対して的確に答えてくれてはいません。その典型的な例が秦氏といえるでしょう。
山田さんは、古事記等の応神天皇の条の記述から説き起こしてくれていました。秦氏は、日本史に登場する段階から殖産を得意とすることで知られる存在ですが、その流れは実に広汎にかつ深く社会の隅々に浸透しています。
流れを追えば、あの氏もこの氏も秦氏の支脈にあるような気がしました。法然の母もその流れの人でした。法然の、念仏を機軸とする宗教改革の意欲は、秦氏の土に生きる、倦むことなき使命感に支えられているのか、それも宜なるかなと感じ入りました。
山田さんは、古事記等の応神天皇の条の記述から説き起こしてくれていました。秦氏は、日本史に登場する段階から殖産を得意とすることで知られる存在ですが、その流れは実に広汎にかつ深く社会の隅々に浸透しています。
流れを追えば、あの氏もこの氏も秦氏の支脈にあるような気がしました。法然の母もその流れの人でした。法然の、念仏を機軸とする宗教改革の意欲は、秦氏の土に生きる、倦むことなき使命感に支えられているのか、それも宜なるかなと感じ入りました。
9月の例会は下記のとおりです。
記
日時:平成23年9月16日(金)※ 午後6~8時 (※通例は第3金曜日です)
場所:岡山県立図書館の2階
内容:「山田方谷の業績 ~短歌にて~」
講師: 黒田輝一 氏
参加費: 500円
[※ 簡単なご紹介]
山田方谷先生の話は、会員の山田明正氏、私の友人楠本俊憲氏(アリコジャパン)そして太田健一氏(山陽学園大学教授)、朝森要氏(歴史研究家)から、それぞれの立場で話していただきました。
その上でさらに、私が先生の話をさせていただく思いを決めたのは、短歌を切り口として先生の業績を追ってゆけば、また従来の話とは別の切り口が見えてくるのではないか、と考えたからです。参加の皆様のご意見をお待ちしています。
別れ際越後の蒼龍継之助
三度の叩頭思い尊し
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