吉備歴史探訪会で先日訪れた総社市福谷の姫社(ヒメコソ)神社を再訪しました。
神社総代の板倉さんが快く歓迎してくれていろんな話をうかがうことができました。
京大名誉教授の上田正昭氏も来たそうで、「アイアンロード」ということで、「ヒメコソ」神社は「鉄産」の神様で九州の鳥栖と関西は攝津にあるそうである。
上田教授が来たときには出なったのだが、ここの土地は鉄分が多く、切られた杉の株を見ても黒くなっていて鉄分が多いという。確かにこの地域はかって「鉄産」の地だったことを実感。
「久米南町」とも縁があると聞いた。
久米南町といえば法然上人の誕生の地、誕生寺の「片目魚」は「たたら」があった証拠と「法然と秦氏」で山田繫夫氏は書いている。法然のふるさと美作久米南の秦氏とここ総社の「秦」(ハダ)とのつながりが密接であったことを感じる。
歴史的に見ると実に貴重なこの神社の存在だが、神社の維持は大変だという。それでも神社の境内は杉の林で囲まれさわやかな空気を感じる。
日本の歴史と文化を築くことに多大な貢献をしてきた秦氏の歴史がここから始まったのではとの思いを持ちながら総代さんに別れを告げて帰ってきた。
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