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2010年7月19日月曜日

鹿島史学

最近読んだとくに古代史関係の書籍で興味をそそられる本、何点か
そこで出てきたのが、「鹿島史学」
鹿島昇氏、明治天皇すり替え説で有名らしいが、この鹿島史学を熱心に伝えている松重揚江氏
それから中原和人氏
特に注目は、ユダヤの12部族が、日本にやってきて日本国家が出来上がったというもの
それぞれ部族名を挙げながら、中央アジアから中国、半島を経てどのように日本に来たのかも含めて論じている。
日ユ同祖論などと言うのが論じられているし、ユダヤ教ラビのトケイヤー氏やキリスト教のケン・ジョセフ氏などの論を見ても、明らかに日本にはユダヤ教、キリスト教が古代から影響を与えて来たのは間違いない。
この鹿島昇氏や、松重揚江氏の論は、これまでの日本史の常識からあまりにもかけ離れているので、すぐには信じがたい点もあるが、否定できるものでもない。
イスラエル民族は選民と言われ、人類歴史上聖人と言われる人の中でも、もっとも聖人と言われるイエスキリストを生み出した民族でもある。
現代、ユダヤ人とかイスラエルと言うのは、中東の1国家のことのように思われるがそうではない。
イスラエルが選民と言われるゆえんは、旧約聖書にある、神との契約である。
特にイスラエル民族の始祖である、アブラハム、イサク、ヤコブが神とかわした約束は、あなた方の子孫を、空の星のごとく、浜辺の砂のごとく増やすとある。その契約のゆえにイスラエル民族は、神に対する絶対的信仰を旨とした民族として生きてきたのであり、そのことのゆえに人類歴史に多大な影響を与えて来たのである。

吉備の国の歴史と人物を、紐解きながら、それらの人々に神、あるいは天との深いかかわりを感じるのは私ばかりではないと思う。特に宗教性に優れてきた吉備人である。
もしも、日本民族を形成したのが、あるいは日本国家を成立させた指導者たちが、イスラエル12部族の後孫であるとすれば、その疑問は氷解する。
失われた10部族には祭祀を担当したレビ族も含まれる。松重氏の本を読むと、物部氏がレビ族の子孫であるという。そうだとすれば、物部氏が日本の古代国家の祭祀を担当した氏族であったというのもうなずけることである。
秦氏は原始キリスト教の影響を受けたイスラエルとの説もある。わが郷土を代表する宗教家、法然上人が秦氏の子孫であることは明確なので、そのあたりの秘密も明らかになる。
鹿島史学、そのあたり、ことの真偽を確かめて、学んでみたいと思う。

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