「岡山人物銘々伝を語る会」第47回例会のご案内
第46回(6月18日)の例会は、私、久井が「国吉康雄」についてお話をさせていただきました。事前紹介でも申し上げましたが、“歴史半分+芸術半分”となりました。その “芸術論”も、以前よく経験した、取引先さんへのおもてなしの中で、常套文句となっていたものを少しだけ恰好をつけた程度でした。汗顔の至りです。
代表世話人代行 久井勲
国吉の絵画には、戦前、対日 排斥感がうずまいていた米国社会にあって、個人の鬱屈感や時代の閉塞感の中で、何とか 自己のアイデンティティーを保持しようもがく“市民”(米国市民となりえぬ自分)国吉という存在と、絵画技法が次から次へと生まれる20世紀前半、弱者への共感、憂愁と郷愁といったテーマをどこまでも追求し続けた画家国吉という存在が、色濃く出ているように思えます。皆さんはいかがでしたでしょうか。
7月の例会は下記のとおりです。
記
日時:平成22年7月16日(金)※ 午後6~8時 (※通例は第3金曜日です)
場所:岡山県立図書館の2階
取り上げるテーマ:「山田方谷」
講師:太田健一氏(山陽学園大学教授) 参加費:500円
「方谷先生は手ごわい相手である。自分が主体となって推進した政策の結果を[領民に何をもたらしたのか]の観点から、科学的に客観的に評価せよと迫ってきているのである。そこには、あらゆる賛美の言葉も、またいろいろな解釈も拒否しているのである。」(太田健一著「山田方谷のメッセージ」プロローグより)
山田方谷先生について、どちらかと言えば、一方的賛美と評価がされるなかで、客観的資料に基づき、その真の姿を研究された太田先生に、その研究の成果を語っていただきます。
太田先生より 以下の書籍をお持ちになっての参加をお勧めします。(一般書店にて販売)
【参考書籍】太田健一著「山田方谷のメッセージ」吉備人出版 1050円
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