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2010年5月20日木曜日

九州王朝と大和王朝

最近、古代史関係の本を乱読している。
ざっと挙げると

  1. Dan Aokiの日本誕生史 日本人と日本国家の成立  青木一参著 近代文芸社
  2. 隠された物部王国「日本」  谷川健一著 情報センター出版局
  3. 古代史と日本書紀 津田史学を越えて  山田宗睦著 ニュートンプレス
  4. 聖書は日本神話の続きだった!  佐野雄二著 ハギジン出版
  5. 隠された 十字架の国・日本  ケン・ジョセフ シニア&ジュニア著 徳間書店
  6. 応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった 異説日本国家の起源  林順治著 河出書房新社

長年疑問に思ってきたことがだんだん解けて来ているような気がする。
特に私のテーマは日本の精神史、宗教・思想史だが、そのテーマに沿ってみても、日本国家成立にかかわる、さまざまな政権や、支配構造の歴史は興味のあるところ。特に5.ケン・ジョセフ氏の本は同様の内容を「失われアイデンティティー」で読んだが、改めて、日本の精神、思想史に、ユダヤキリスト教の影響というか、それは、シュメールや、イスラエルの12部族、景教徒の渡来などとかかわって、日本精神の源流を形成していることを知ることができる。
また、青木一参氏の「日本誕生史」も面白い。既成概念を外して、古代史を見て行くと見えてくるものがある。壬申の乱までのの日本、日本書紀成立の経緯、その内容から、九州王朝と大和王朝が鼎立していた言うのは、ある面説得できる内容があり、これまで言われて来た、「記紀」の秘密を明快に解明する内容であり、当時の国際関係からみても興味深い。
この辺りが見えてくると、ここ[吉備楽土]の課題である。吉備の古代史、吉備王国とは?その盛衰の秘密、今話題の「鬼の城」の秘密もわかってくる。そして、宗教人、偉人を輩出し続けた吉備の国の風土のルーツ、背景も見えてくる。
吉備の国に関しては、

  1. 吉備の古代寺院  湊哲夫・亀田修一著 吉備人出版
  2. 吉備の古代史 王国の盛衰 門脇禎二著 日本放送協会出版
を読んでいる。門脇教授は、ずいぶん吉備王国や出雲に関する本を出しておられる。もう一度これらを検証していきたい。

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