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2014年4月23日水曜日

黒住教教祖「黒住宗忠」の生涯に深い感銘

18日は岡山人物銘々伝を語る会の4月例会でした。
今回は黒住教教祖「黒住宗忠を語る」と題して、黒住教教学局学院長の黒住信彰先生にお願いして話をしていただきました。
 黒住教は身近ですし、日頃から近所にある宗忠神社にも参拝させていただき、時折教祖伝なども目に触れさせていただいていましたので、おおよその生涯や教えの一端は聞いていましたが、今回黒住先生のお話を聞いてあらためてその偉大さを実感させていただきました。

宗忠教祖はいかに親孝行だったか~雨の日に父母が、下駄と草履と別々のアドバイスをくれた少年宗忠が、思案のあげく下駄と草履を両方の足に履いて転んだという逸話は有名ですが、何よりその背景にある親子の情の深さを信彰先生より伺い、納得することができました。

親孝行が「こうでなければならない」という、戒律的なものではなく、何より親子の情に根ざしたものであることを実感いたしました。特にお母さんの情愛の深さをとても実感させられて、家庭における母親の大切さをあらためて思い知らされました。

両親が急な病で次々と亡くなって、「立派な日本一の神主になって喜んでもらおうと思って修行していたすべての希望が潰えて、失望のどん底に陥りもはや命もここまでという時に、深い悟りの境地に至ります。
自らが心を暗くして命まで失うようなことは決して親の喜ぶことではない。そう気づいて太陽を拝しつつ、自らの心境を明るく切り開いていった時に、最高最大の神様の本体とも言うべき存在との感動的な出会いに、立教の出発があったのです。

初めから病気を治したり、様々なお陰をもたらす権能を求めたわけではありませんでした。本当に謙虚にただひたすら神様の心と一つになりたいと一心に修行した結果が、そのような権能も持つように至らしめたのです。

別のところで述べましたが「神様の開運を祈る」という境地にまで至ったことはとてもすごいことだと思いました。
黒住教の教会をおとづれた時の何とも言えない家族的な空気の元はこの教祖の祈りと精進の結実が受け継がれているのだなあ!と実感した次第です。

「続・太陽の神人黒住宗忠」著:山田雅晴 の中には黒住宗忠の法然上人やイエス・キリスト、王陽明等との共通性が紹介されています。本当の神様との一体化の境地を実感された方だなあとの印象でした。

上述の本には黒住宗忠を生み出した吉備の風土についても触れられています。
元伊勢神社や吉備の中山の岩倉に見る信仰のルーツなど、ここ「吉備楽土」のテーマに結びつく内容も紹介されていました。


黒住の教えは日本の宗教史上、とてつもなく大きな役割を果たした教えであると実感させられました。

私なりにこのあたり、もう少し整理して見たいと思っています。

人物伝、来月は杉嘉夫さんによる「池田忠雄と石」です。
来月も来場よろしくお願いいたします。
5月例会 
5月16日(金)18:00~県立図書館の予定です。

2014年4月17日木曜日

26日の訪問予定~寒風陶芸会館

26日最後に行く予定が寒風(さぶかぜ)陶芸会館です。

寒風陶芸会館に歴史探訪会の下見で、行きました。ここは備前焼のルーツ・国の史跡に指定されている須恵器の窯跡があります。館長さんに色々教えていただきました。
4世紀頃半島(伽羅)から渡来の技術者達によって始まった須恵器は高度な技術で、国内でも有数の焼き物の生産地になって行きました。錦海湾を望む風光明媚な丘の上、26日、天気が良ければ、外でお弁当でも頂きたいと思っています。

吉備歴史探訪会26日史跡めぐり

4月26日吉備歴史探訪会の例会です。訪問予定の一ヶ所門田貝塚遺跡です。

今回は先回講師をしていただいた金谷さんのご案内で浦間茶臼山古墳や門田貝塚遺跡、寒風陶芸会館に行きます。

以下、私のFBより転載
行って見たい遺跡100選に選ばれたという門田遺跡です。(瀬戸内市)
昨日は26日土曜日の吉備歴史探訪会の史跡巡りの下見に代表の狩谷さん、講師の金谷さんと共に出かけました。
26日は9:30平島ゆめタウン東側駐車場集合、金谷さんの案内で、浦間茶臼山古墳→花光寺山古墳→門田貝塚遺跡公園→寒風陶芸会館(備前焼のルーツ・須恵器の里)の予定です。(弁当各自持参)参加希望がありましたら連絡ください。

岡山人物銘々伝を語る会~明日です

明日18日金曜日18:00~20:00 県立図書館で岡山人物銘々伝を語る会です
明日のテーマは黒住教教祖の「黒住宗忠」
講師は黒住信彰さんです。

親孝行で有名だった黒住教の教祖さん
小さなころ、両親の言いつけを正しく守ろうとしてこけた話など逸話がいっぱいです。
両親思いが嵩じて病になり、そこから心持を変えることの大切さを悟り、自らの体験をもとに多くの人々の心を明るい正しい心に向けさせることで、多くの人々の悩みや苦しみ心身の病も救っていきました。その歩まれた生涯は貴重なものです。
今でも多くの方が参拝に訪れます。

今回は黒住教教祖黒住宗忠さんの人となりを黒住教教学局の学長を勤めておれらる黒住信彰先生に語っていただきます。
とても人柄のいい先生で、教祖様の雰囲気を感じさせられます。

楽しみです。
明日です。参加希望の方は
090-1033-3327 (山田)に電話ください。こちらにメールでも良いです


2014年4月11日金曜日

岡山歴史研究会総会

5月29日(火)の祝日に岡山歴史研究会の総会が、さん太ホールで開かれます。
13:30開会 受付は12:30より

今年は NHK大河ドラマ【黒田官兵衛】に学ぶ
基調講演に「軍師官兵衛」と題して黒田美江子さんの話があります。
その後、パネルディスカッション「大河ドラマ黒田官兵衛から」です。

参加費は資料代500円 誰でも参加できます。

参加申し込みは
岡山歴史研究会事務局 山本さんに

fax086-287-6226
携帯 090-4576-6955
Email

吉備楽土(山田)で見たとお伝えください。

2014年4月5日土曜日

岡山人物銘々伝を語る会~こちらも4月案内です。4月は黒住教教祖「黒住宗忠を語る」です。ご参加ください。

岡山人物銘々伝を語る会第94回 4月例会のご案内


 岡山人物銘々伝を語る会ではこれまで郷土の歴史上の人物の伝記を語る会を毎月開催してきました。以下の要領で4月例会を開催いたします。どなたでも参加出来ます。参加ご希望の方は事務局までお申し込みください。
 幕末~明治の新宗教の中でも最も代表的教団として 発展したのが黒住教です。階級や立場に分け隔てなく教えを説いた教祖の教えは黒住教信徒でなくとも親しみを感じ、地元岡山でも郷土を代表 する偉人として尊敬されています。1814年の冬至の日に開教のきっかけになった霊的体験を教祖がしてからちょうど今年が200年になり ます。今回は郷土を代表する偉人として教祖の生涯を学んで行きたいと思います。


以下の予定で開催いたします。ご参加お待ちしています。参加お申し込みください。
             記
 日時:  平成26418()※ 午後68時  3金曜日(※通例は第3金曜日です)
 場所:  岡 山県立図書館 2階 サークル活動室  
  内容: 「黒住宗忠を語る
 講師: 黒住教教学局学院長 黒住 信彰氏
  参加費:1000円 
    テーマ:黒住宗忠について
岡山は数多くの宗教家を輩出していますが、その中でも代表的な一人が黒住教教祖黒住宗忠です。
 黒住宗忠は安永9年(1780)今村宮禰宜の家に生まれました。幼い頃から親孝行で有名で、藩か らも表彰されるほどでした。
 ところが23歳の時、母そして父までが病に倒れ、必死の看病にもかか わらず相次いで亡くなってします。敬慕する両親を失った悲しみから極度の神経衰弱に陥り結核をも患い、もはや命も無いかと思われました が、文化11(1814)冬至の朝、太陽を浴びる中に忽然と天照太神と一体となる霊的体験を します(天命直受)。その日から病気もみるみる回復し、その体験を人々に語るうちに、人々も感動を受け、病気や悩みを持った人々など数しれず救われていきました。生涯、教えを述べながら嘉永3年(1850)昇天、享年71歳でした。
 その後その教えはその弟子たちによって広められ、とりわ け京では皇室や公家の信仰が篤く、吉田神道の地、神楽岡に宗忠神社が創建され、孝明天皇の勅願所にもなっていきました。


連絡先  「岡山人物銘々伝を語る会」事務局



山田良三 〒703-8225 岡山市中区神下341



TELFAX086-806-2525   090-1033-3327(山田携帯)




岡山人物銘々伝を語る会3月まとめと4月案内

「岡山人物銘々伝を語る会」第94回例会のご案内
                             
93回(312日)の例会は、代表の黒田照市さんが「黒田官兵衛を語る」でした。黒田官兵衛は今年の大河ドラマ、注目の人物です。岡山では黒田家ゆかりの備前福岡や、水責めの高松城址に注目が集まっています。今回は黒田さんが、①有岡城に説得に行くも捕縛投獄されその開放まで ②高松城水責め ③小田原城にて北条父子との直談判 この三つのテーマに絞って逸話を語ってくれました。最後はお馴染みの黒田節成立の一節を諳んじてくれました。さすが長年の経験、見事なものでした。
今回は備前福岡でボランティアガイドをしている松尾昭男さんも来られ、大河ドラマが始まって例年考えられないほどの見学客が殺到しているとのお話でした。また今回は直接お話はいただけませんでしたが、岡山歴史研究会の天野会長より提供していただいた黒田家播磨起源説の資料も全員に配布させていただきました。今回黒田官兵衛がテーマということで来られた方も多くいろいろ質疑応答して終えました。
(山田)
 月の例会ご案内 
以下の予定で4月例会を開催いたします。ご参加お待ちしています。参加お申し込みください。
             記
     日時:  平成26418() 午後68  3金曜日(※通例は第3金曜日です)
     場所:  岡山県立図書館 2階 サークル活動室 
     内容: 「黒住宗忠を語る
講師: 黒住教教学局学院長 黒住信彰氏
     参加費:1000円 
  【4月例会】 テーマ:黒住宗忠
岡山は数多くの宗教家を輩出していますが、その中でも代表的な一人が黒住教教祖黒住宗忠です。
 黒住宗忠は安永9年(1780)今村宮禰宜の家に生まれました。幼い頃から親孝行で有名で、藩からも表彰されるほどでした。ところが23歳の時、母そして父までが急な腹痛で病に倒れ、必死の看病にもかかわらず相次いで亡くなってします。相次いで両親を失った悲しみから極度の神経衰弱に陥り結核をも患い、もはや命も無いかと思われましたが、文化11(1814)冬至の朝、太陽を浴びる中に忽然と天照太神と一体となる霊的体験をします。(天命直受)その日から病気もみるみる回復、その後その体験を人々に語りながら病気や悩みを持った人々を数しれず救済していきました。生涯、教えを述べながら嘉永3年(1850)昇天、享年71歳でした。その後その教えはその弟子たちによって広められ、とりわけ京では皇室や公家の信仰が篤く、吉田神道の地、神楽岡に宗忠神社が創建され、孝明天皇の勅願所にもなっていきました。
 今年は天命直受の開教から200年、郷土にも根付いた黒住教教主黒住宗忠の歩みを黒住教教学局学院長の黒住信彰さんから伺うことといたします。

 山陽新聞情報ひろばにて案内予定です。(4月10日木曜日掲載予定)お誘いあわせの上ご参加ください。