岡山人物銘々伝を語る会の例会が1月17日(金)午後6時から岡山県立図書館サークル活動室でありました。今月は会代表代行の久井勲さんが和気町出身の画家徳永柳洲の話をしました。
昨年県立美術館で展示会がありましたのでご覧になった方もあると思いますが、徳永柳洲の代表的な作品は関東大震災の惨状を描いた絵です。これらの絵は全国を回って復興基金を募るなど当時大きな役割を果たしました。
東京美術学校当時から抜きん出た才能をもっていて、期待されていましたが、当時の美術界の風潮に嫌気が差したのか、パリに遊学して研鑽を積んでいます。その中で歴史画に関心を持ち帰国後も歴史的瞬間を描くことを続けています。関東大震災の時上記にあるように震災の生々しい姿を絵で表し、この絵を持って全国を回ります。「震災画家」という名称を新聞で用いていますが、講師の久井さんはあまり賛同できないとのことでした。
地元の岡山県内、和気町内でも知らない人が多いのでぜひ多くの方にこういう素晴らしい絵を書いた画家のいた事を知ってもらいたいものです。
講師の久井勲さんは「和気清麿呂」など歴史小説作家としても知られています。また論語に詳しく、ラジオでの論語の時間の担当や「論語かるた」使っての子供たちへの教育など積極的に取り組んでおられます。
講師の久井勲さんは「和気清麿呂」など歴史小説作家としても知られています。また論語に詳しく、ラジオでの論語の時間の担当や「論語かるた」使っての子供たちへの教育など積極的に取り組んでおられます。
和気町は人口的にも全国の中小都市の代表のように、老齢化や人口の減少など様々課題や悩みを抱えています。そんな和気町を発展と希望ある町に躍進させるべく4月に行われる町長選に立候補する決意を固めておられます。
和気清麻呂と論語をテーマにサテライト都市を目指し地方都市のあるべきモデルを実現していってほしいものです。
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