岡山人物銘々伝を語る会
6月例会は 久井勲さん の「和気清麻呂」を現代的に説く
経済や政治的駆け引きの中での和気清麻呂像は、とても面白かったです。
宇佐八幡ご託宣事件の背景など・・・宇佐と大宰府の関係や、宇佐神官家内部での勢力関係の図式など、更に都での勢力関係の中での、ご託宣と清麻呂の動向は・・・フム!しかりと思うことあり。
その後の清麻呂はもっぱら土木工事に専念・・・大阪に残る清麻呂の土木工事の遺跡・・・失敗の遺跡もあり・・・・そこから平安京造営に携る経緯など、清麻呂の実像を良く知ることが出来ました。
皇統を守った人物ということだけが強調された戦前戦中、戦後の教育から抹殺されたかのごとき和気清麻呂で無く・・・・
作家としての視点がとてもユニークで・・・久井さんの金融マンとして経歴から見た清麻呂像も・・・実にユニークでした。
来月は私が「吉備の秦氏と岡山の人物」のテーマで語りますが、みんなに喜んでもらえる話が出来るかどうかいまから心配です。秦氏に詳しい佐藤さんや丸谷さんに来ていただく予定ですので、とにかく話が盛り上がるようにしたいと思っています。
次回は7月20日(金)18:00~県立図書館です。
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