ケネディー駐日大使赴任のニュースが伝えられている。暗殺されて亡くなったケネディー元米大統領の長女である。外交手腕を疑問視する向きもあるが、日本への高感度もあり、日米関係の信頼と友好を深めるには好人物である。対日重視のオバマの戦略の現われと見ることが出来る。日米関係は沖縄の基地問題など問題が無いわけではないが基本的に共同歩調を取る方向性に狂いは無い。
現在とところ安部政権の対外外交戦略はきちんと的を得て進行している。毎月のように外遊を続けながら、東南アジア、西アジア、アフリカ、東ヨーロッパ、北欧、西ヨーロッパ、ロシア、中南米とオセアニアへと外交関係は極めて良い関係が醸成されていっている。首相自らでかけてのトップセールスも成功して言っている。
問題は東アジアであるが、対中外交については内外で高い評価を生んでいる。反日に燃える韓中だが、中国は反日トーンが明らかに落ちてきている。さらに北朝鮮だが最近ピタッと対日非難の声が聞かれなくなった。
今韓国だけが反日に狂っている。
台湾はずっと友好的だがここも嫌韓の動きが強まっている。フィリピンもかねてから親日的だが、今回安倍総理は台風被害に対して迅速に救援支援策を打ち出した。フィリピンの対日好感度はずっと増加している。
国内では小泉元総理が脱原発を主張!波風を起こそうとしているが、どの程度のものになるのか?きっちり国民世論の動向も押さえながら、きちんと国家戦略を明確にして方向性を出して行っている安倍総理なので、今は大きな不安は無い。
今後の安部政権の課題はアベノミクスと言う経済政策がどのように現実に国民生活の向上に繋がるのか?特に国民社会に出来上がった低所得者層、社会的弱者にどのように光を当て、国家経済の成長戦略と整合させながら格差の是正や、失われた社会の和、均質化にどうのように取り組むかが課題である。
国民教育、家庭観の確立是正、倫理道徳観の確立など課題も多い。
7年間が鍵である。国家財政破綻の問題もこの7年間ではっきり道筋を立てないといけない。
今の日本の課題はそれらの難問を解決していく、知恵を持った人材をどのように確保していくかにかかっている。宗教家、思想家、知識人、正しい言論人が求められている。歴史へのきっちりした見直しも必要になってきている。グローバル化した世界の中で、日本文化の特性をきっちり説明できる理念の構築が急務となっている。
山田方谷先生の理財論が注目されている。現代的にこれをどう応用実現していくか、縁のある我々の中から、理念的提言が出てきてほしいものである。
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