長年女子教育に携わってきた人物らしく、教育問題にはとても蘊蓄に富んだ持論を持っておられる。
その中に「結婚観」の項があった。
自身の結婚(鳩山首相の曽祖父鳩山和夫氏との結婚)の項の中に自身の結婚観が描かれている。
自身は和夫氏とお見合いして1年ほど、会うこともなく結婚式を迎えたようであるが、もう少し交流の時間があったらよかったとしながらも、西洋流の自由結婚の長所、短所を述べながら、古来の日本的な結婚の良いところと、西洋の良いところを取り入れながらの、結婚のあるべき姿を述べている。
いま日本は、自由結婚オンリーのような風潮で、結婚できない男女があまりにも多くなっている。あまりにもの自由の故の弊害を、この時代にすでに見抜いているのはさすがと思う。
自由の故に男女の関係が乱雑になり、夫婦の間の亀裂や、問題の起こるゆえんを明確に言い当ててるのはさすがである。
この論を読みながら、お見合い結婚の良いところを取り入れながら、本人たちの意志や意向も尊重していく、新しい結婚観が必要に思う。鳩山春子女史の結婚観、今に生かせば、今日の少子化や、家庭倫理の崩壊など解決に向かうのではと思う。
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