鳩山首相の曾祖父、鳩山和夫は美作勝山藩の上級藩士の子弟として生まれる。
藩の推薦生として大学南校(現東大)に入学常に主席の俊才ぶりを発揮、文部省留学生として、米コロンビア大学、その後エール大学に留学、帰国後は大学教授、高級官僚などを経て衆議院議員、衆議院議長に就く。専修大学の創設に貢献、また東京専門学校(現早稲田大学)校長を務める。
その長男が鳩山一郎元首相
現鳩山首相の「友愛政治」は、鳩山一郎元首相がEUの父と言われるオーストリアの政治家、クーデンホフ・カレルギー伯の「友愛革命」に感動して、となえたそうで、賀川豊彦の「友愛」とも通じると聞く。キリスト教の博愛思想が源流。
鳩山和夫は北海道の開墾にも携わり、地域にも貢献したそうで、北海道の栗山町には、その開拓地に鳩山という集落があり、鳩山川や鳩山神社などもあるそうである。
わが郷土の生んだ偉人、偉大な政治家は多々あるが、鳩山一族もその精神性からして、その一列に列せられる人物である。
改めて、郷土の風土と、そのような歴史性を背景に登場した、現首相にも少々期待するところがある。