「岡山人物銘々伝を語る会」2月例会のお知らせ
世話人代行 久井 勲
1月の第112回例会は、1月15日、近藤泰宏さんに「岡山の石門心学とその後」と題して語っていただきました。プライベートなことですが、時々行楽で京都へいったときに、錦小路市場で買い物をし、次にイノダコーヒー店にうかがいます。コーヒー屋の近所に、「石門心学講舎跡」という石碑が立っています。石碑だけですが、ウナギの寝床のような町屋の中で、石田梅岩が己が理念に基づいて講釈をしている姿を想像すると、なるほど、これが確実な無形の教育インフラとなって明治以降の教育を飛躍的に有効ならしめた源流だと実感してきます。近藤さんの紹介にあるように、岡山での講舎の数も多くにのぼっています。話は広がって----近藤さんの話はこれが面白い----津山では藩主をも巻き込んで教育熱があがり、しかもそれが修養論からさらに上に立つ人の経済政策論にまで発展し、それが津山洋学の心に結びついて行ったのでしょう。なるほど日本人が明治以降、西洋流の合理主義にすんなり馴染めたのも、心学に発する系譜ゆえかと感じました。情報中心になり過ぎた現代からみれば、教育のあるべき姿のヒントがあるように思われました。
記
平成28年2月 第114回例会は次のとおり
日時:2月19日(金)18:00~20:00
会場:ゆうあいセンター(きらめきプラザ 旧国立病院の2Fです)
今月は県立図書館休館のため会場が変わります。ご注意ください。
テーマ:「伝統と革新の作庭家 重森三玲」
講師:大濱文男氏
重森三玲 賀陽町吉川(現・加賀郡吉備中央町吉川)の生まれ。日本美術学校で日本画を学び、いけばなと茶道を習う。日本美術学校卒業後は東洋大学文学部に学ぶ。大正6年(1917年)画家を志し上京。昭和4年(1929年)京都へ移住。いけばなの革新を世に提唱した。 その後日本庭園を独学で学ぶ。全国の庭園を実測調査し、古庭園の調査などにより、庭園研究家、日本庭園史家のさきがけとなる。『日本庭園史図鑑』26巻、息子の重森完途と共に『日本庭園史大系』全33巻(別巻2巻)を完成、庭園史研究に多大な功績を残した。作庭家としての三玲は、力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成される枯山水庭園が特徴的であるとされ、代表作に、東福寺方丈庭園、光明院庭園、瑞峯院庭園、松尾大社庭園などがある。
京都の重森三玲旧宅(旧鈴鹿家住宅)は、吉田神社の社家として名高い鈴鹿家の邸宅であったものを、昭和18年(1943)に三玲が譲り受けたもので現在重森三玲庭園美術館となっている。また出身地の吉備中央町の吉川には重森三玲記念館があり重森三玲に関する様々な資料を展示している。(休館日土曜日 入館無料)
大濱氏も重森三玲に関する貴重資料を準備して、重森の人となりや庭園研究家、作庭家としての歩み、華道や画家としての歩みなども紹介していただきます。当日は重森三玲の弟子で最後を看取った岩本俊男氏(岡山市在住 )にも來会いただく予定です。多数ご参加ください。
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