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2013年9月17日火曜日

岡山人物銘々伝を語る会8月まとめと9月案内

岡山人物銘々伝を語る会8月のまとめと9月案内です
8月は近藤泰宏さんによる「菅原道真の政治改革と現代」いつもながら久井さんのまとめをご覧ください。
9月は田中浩明さんによる「帝国女子医学専門学校創立者 額田豊・晉兄弟(長船町出身) 」です。
額田兄弟はNHKの朝ドラ「梅ちゃん先生」で梅子の通った女子医大のモデルになった東京女子医学専門学校(現東邦大学)の創立者です。
ご来会をお待ちしています。当ブログの管理人が事務局を担当していますので、参加ご希望の方は当方までご連絡ください。


                                平成2591

   「岡山人物銘々伝を語る会」第86回例会のご案内

                             代表世話人代行 久井 勲

    85回(平成25816日)の例会は、近藤泰宏さんに「菅原道真の政治改革と現代」につい語ってもらいした。菅原道真という政治家をとらえるときに、近藤さんの視点は、政治の領域だけでなく、財政的・社会的・宗教的な領域でのことがらにも及んでいます。宇多天皇から醍醐天皇へと変わる時代、律令制の崩壊過程であり、道真にすれば、ただそれを社会事情の変化(徴税パワーが、戸籍管理から地方の有力者[“負名”とよばれる受託者] へと変化)の中で、それを再構成しようと道真は政治改革を目指しますが、藤原北家の策謀にからめとられたといえます。その無念をその後の日本人は怨霊信仰や弥勒信仰という形に“変質”させていった、というのが近藤さんのテーマでした。なるほどに、日本史上の名高い宗教家の主張は、その時代の税の徴税者が誰であるか、どう変わっていったかを受けて、彼らやその下にいる税の最終負担者(=農民)をどう納得させるかに符合しているように思えます。 “消された政治家”であるはずの菅原一党が、南北朝期の典籍にひょっこり顔を出している、しかも、この美作や備前あたりでその存在感を出している、との近藤さんのご指摘はなかなか面白かったです。

9月例会は、通常通り下記の要領で開催いたします。              
                   記
     日時: 平成25920()※ 午後68時  (※通例は第3金曜日です)
     場所: 岡山県立図書館 2階 サークル活動室 
     内容: 「帝国女子医学専門学校創立者 額田豊・晉兄弟(長船町出身)  
     講師:田中浩明 
     参加費:500

[概要] NHK朝の連続テレビ小説「梅ちゃん先生」の主人公下村梅子が学んだ城南女子医学専門学校(架空の学校名)のモデルとされる東京女子医学専門学校(東京大森~現東邦大学医学部)の創立者・額田豊と額田晉の兄弟は邑久郡大飯井村(現瀬戸内市長船町)の出身で東京帝国大学医科大学を卒業した秀才であった。額田豊はドイツ留学中に、ドイツの女性の科学知識の豊かなことに驚き、帰国後日本に女子医学校の開設を考えた。時は日本も開戦の時期、女医の教育機関の必要性から、平沼騏一郎らの知遇を受け女子医科専門学校他の女子自然科学系学校を創設した。戦後これらの学校は東邦大学となったが、ドラマ「梅ちゃん先生」の製作に当たっては東邦大学が全面的に協力した。(レジュメから抜粋)

参加希望の方は 090-1033-3327(山田)まで電話かメールください。

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