吉備歴史探訪会の仲間と高梁に行ってきた。
「山田方谷の世界」の展示が6月28日までと聞いて急遽、行くことになった。
高梁市の歴史美術館 ここで山田方谷の遺品などが展示してあった。
方谷の書いた書の中に彼の精神、思想を感じることができて、あらためてその偉大さと、その思想をさらに研究してみる好奇心がわいてきた。
昼食後備中松山城に
日本一の山城、これだけの標高のところに、よくこれだけの城を築いたものだと感心する。
まさに天然の要害。昔のお殿様もさぞかしたいへんだったろうと思いをはせる。
城から眺める高梁の町並みは絶景。
帰り道、頼久寺に寄る。
寂室玄光師が開祖と言われる。
かの小堀遠州作と言われる庭は、すばらしい。
しばし、悟りの世界を実感する。
まさにここが備中松山藩の精神文化の中心地と思う。
禅と武士道、そして幕末にはここから陽明学者の山田方谷師が出る。
山田方谷師が寂室玄光師を極めて尊敬していたといわれるが、
改めてそのことを実感する。
禅の果たした役割、陽明学との接点、
山田方谷の改革とその思想、
現代にどのように生かして、未来つなげるか、興味は尽きない。
改めて感じることの多い高梁の街でした。