平成29年3月2日
「岡山人物銘々伝を語る会」第127回3月例会のお知らせ
世話人代行 久井 勲
2月の第126回例会は、近藤泰宏さん(当会会員、津山歴史人物研究会代表)に、「箕作阮甫~箕作阮甫に学ぶ家族の価値~」について語っていただきました。なかなか2歴史を語る“というのは、その人物の事績や人的関係や書き物といった事柄が中心になってきがちですが、近藤さんの場合は、ちょっとちがっていました。それらの事柄の依ってき来るところは何か、しかもそれらを”家族“というもっとも、外からは分かりにくい領域からアプローチしようとするものでした。これこそ、人物銘々伝の趣旨に近いものといえましょう。“歴史は女が作る”という言葉がありますが、“歴史は家族が作る”も歴史の実相を知るうえで重要なポイントと思えます。
レジメにいい言葉がありました。「家和して万事成る。家庭の原動力は愛。家庭は人類愛を教え学ぶ学校である」 現代人はこれを忘れがちになっているのではと考えさせられました。近藤さんの、いつもながらの多角的な観点からの“語り”は引きこまれました。歴史の中の人間、それは当たり前のことですが、涙と愛と人間臭さといった有機的な存在として人間の実相に迫ることができました。ありがとうございました。
さて次回例会は、下記のとおりとなります。
記
平成29年3月17(金) 第127回例会
日時:3月17(金)18:00~20:00 (通例第3金曜日)
会場:岡山県立図書館 サークル活動室
テーマ:「小林岩吉 閑谷黌岡山分校柔道教師」
講師 :
難波俊成氏 (会員 閑谷学校研究委員会委員)
閑谷黌(閑谷学校)に岡山分校は、明治42年に岡山市広瀬町に開校、明治44年に大供に移転、大正2年に私立中学第二閑谷黌として独立、翌年市立中学岡山黌と改称、大正7年に現在の岡山市浜に移転、昭和8年に廃校となるまで24年間、岡山の中等教育に貢献した。スポーツが盛んで剣道部は何度も全国優勝したそうである。今回はこの学校の柔道教師小林岩吉について、閑谷学校研究委員会の委員をなさっている難波俊成先生に話をしていただきます。
会は山陽新聞情報ひろばにて案内予定です。(3月9日木曜日掲載予定)お誘いあわせの上ご参加ください。 (上記通常例会の件、お手数ですが、下記にて出欠をお知らせ下さいますようお願いいたします)
平成29年 3月
日
「岡山人物銘々伝を語る会」(山田)
FAX:086-806-2525 TEL:090-1033-3327
平成29年3月(第127回例会) ご出席 ご欠席
氏 名 :
岡山人物銘々伝を語る会 今後の予定
回
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月日 |
テーマ |
講師 |
会場 |
備考 |
128
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4月
21日
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夏目漱石の岡山滞留
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熊代正英
吉備路文学館副館長
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県立図書館サークル活動室2
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129
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5月
19日
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山田方谷の師「丸川松隠」
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高橋義雄
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県立図書館サークル活動室1
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130
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6月
16日
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「平賀元義」
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大濱文男
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県立図書館サークル活動室1
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131
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7月
21日
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「神戸事件と滝善三郎」
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杉 嘉夫
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132
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8月
19日
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「児島高徳」
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山田良三
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128回 4月21日 夏目漱石の岡山滞留 熊代正英 吉備路文学館副館長 文豪夏目漱石が岡山に滞留していたことは最近岡山でもよく話題にあげられるようになってきました。「坊ちゃん」ゆかりの松山市などでは、漱石についての研究や勉強会なども活発になされていると聞きます。岡山でも、岡山滞留時代に漱石はどんなことをしていたのか?どんな記録が残っているのかなど漱石について研究や勉強をしたいという声が高まってきました。そこで今回、吉備路文学館副会長の熊代正英先生にお話を伺うことといたしました。
129回 5月19日 山田方谷の師「丸川松隠」 高橋義雄 備中松山藩の藩政改革で多大な貢献をした山田方谷先生の師匠が丸川松隠先生です。丸川先生の人となりやその教えに、山田方谷と言う偉大な改革者を生んだ根っこがあるのではと思います。また、備中と言う風土にも着目です。金融史や思想史的な側面から山田方谷やその弟子、その師弟関係を研究されている高橋義雄さんに語っていただきます。
130回 6月21日 「平賀元義」 講師:大濱文男 幕末から明治に至る時代に、備前、備中、美作の現在の岡山県からは偉大な文化人を多数輩出しています。平賀元義はその中でも代表的な一人です。国学者、歌人、書家としても知られる平賀元義の人となりや業績について大濱文男さんに語っていただきます。
131回 7月21日 「神戸事件と滝善三郎」 講師:杉 嘉夫 幕末の神戸、備前藩兵が隊列を横切ったフランス人水兵を負傷させたことで引き起こされた神戸事件。隊長の滝善三郎が切腹することで収拾した。諸外国に日本の切腹を印象付けた事件となった。その瀧善三郎の墓は東山墓地の一角にあります。備前岡山池田藩の歴史に詳しい杉嘉夫さんに語っていただきます。
132回 8月19日 「児島高徳」そのルーツと後孫 講師:山田良三
太平記に登場する後醍醐天皇に忠誠を尽くしたことで知られる、忠臣、児島高徳。太平記にのみその記述があることから「児島高徳抹殺説」も明治の時代に起こりました。果たして実在の人物だったのか?また、伝えられる伝記をみれば新羅の王子アメノヒボコの子孫ともされ、またその子孫が宇喜多の一族ともいわれていいます。太平記の作者とされる小島法師とは児島高徳その人ではとの説もあります。そのあたりも含めて語っていきたいと思っています。
日程は未定ですが以下の提案をいただいています。
・「日本初の飛行機を作った医師 岸一太」市久会 坪井章さんより
・「美作聖人森本慶三とその師内村鑑三との交わり」近藤泰宏さん
そのほかにもいくつか申し出をいただいています。予定を調整しながら順次テーマを決めて行きたいと思います。「語る会」は参加者みんなで語りながら進める会として運営しています。皆様からのテーマや講師のお申し出や提案をお待ちしていますのでよろしくお願いいたします。
・通常例会は毎月第3金曜日の18:00~20:00です。会場は通常岡山県立図書館です。県立図書館休館日など変更になることもあります。参加の際は事前に確認をお願い致します。
・行事予定を山陽新聞木曜日の[情報ひろば」の欄(通常は第2木曜日)に掲載依頼しています。ご参照ください。
・参加希望の方は事務局にお申込みください。席に余裕がある場合は当日参加も可能です。ただし資料の準備は参加の申-し込をいただいた方を優先していますのでご了承ください。
-申し込み事務局(山田)まで
メール:okayamajinbutsu@gmail.com
又は yamada.ryozo@gmail.com
FAX:086-806-2525
携帯:090-1033-3327(山田)
・毎月の行事案内を郵送、FAX、Eメール等の方法でご案内しています。案内ご希望の方はお申し出ください。